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- 税務調査に勝つ
相続税は、税務調査の割合が高い税目です。特に最近は金融資産に着目した調査が行われます。
不動産は登記制度により抜けはまずなく、評価方法の問題ですが、金融資産はすっぽりと抜けてしまうことが多い為、調査になりやすいのです。
では、金融資産とはどういうものをいうのでしょうか?現金・預金・株式・公社債・投資信託・金・生命保険・損害保険などです。これらが多いと、まず税務調査になります。代表的な例が死亡直前に被相続人の通帳から引き出した葬式費用です。銀行が死亡を知ると、預金を凍結する為に“それ急げ”とばかりに引き出すのですが、死亡の日は現金でおいてあるのです。通帳は死亡日現在での評価になる為、葬式費用分減っているのです。葬式費用や通夜・告別式の費用は相続財産から控除でき、香典は贈与税の非課税なので国としてはこの現金を財産に加えてもらわないと課税洩れになるのです。
相続税の調査は資産課税部門が行います。課税漏れ財産が把握されると覆すのが難しいので、当初申告から合法的に評価を下げる工夫・努力をしておいて、洩れなく申告をしておくという心構えが必要でしょう。勿論当事務所は“闘う税理士”として応援致します。